2023年パチンコ業界はついに店舗数7000件を下回り廃業店舗が後を経たない。
この空前絶後の業界低迷の要因は果たしてどこにあるのだろうか?
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業界低迷の要因は店長にある
表題のとおり業界低迷の要因は店長にあると言えば恐らく日本中の店長から大バッシングを喰らうだろう。
しかし怒らず最後まで読んで頂きたい。
要因は確かに店長にあるが、店長の責任であるとは一言も言っていません。
パチンコ業界の店長は非常に優秀な人が多く、他業種と比べてもマネージメント能力はとても高いと思います。
かく言う私も店長経験者であり店長の苦労は誰よりも知っています。
では、なぜ店長が業界低迷の要因なのでしょう?
今と昔の店長業務を比べてみる
今の店長は昔の店長と何が違うのでしょうか?
昔と言ってもパチンコ業界が好景気の頃と比べても意味がありませんので15年から20年ほど前と比べてみます。
その頃、まだ低貸営業は無く4円パチンコ20円スロットのみの営業形態でした。
パーソナルシステムもまだ無くスタッフが忙しそうにドル箱を持って走り回ってます。
一方、今はパーソナルシステムが主流となりスタッフも少数で余裕を持ったワークスタイルです。
昔は1コースに1人から2人のスタッフを配置してインカムで連携をとりながら汗水垂らしてランプ対応をしていましたね。
しかし、そのスタッフの大半はアルバイトや一般職の社員で店長はたまにそのサポートをする程度ではなかったですか?
今も人手不足でホール業務を行うなどという場面を除き店長がホール実務でバタバタを動いているホールは少ないと思います。
では、今と昔ではどこが違うのでしょう?
それは営業時間外です。
玉積み時代は多くのスタッフを必要としたため開店作業や閉店作業にも多くのスタッフで作業が可能でした。
営業準備やメンテナンス、POPの差し替えや清掃などホール運営にはたくさんの作業がありますよね。
その作業量は今も昔もあまり変わってはいません。
しかし、今はパーソナルシステムによりスタッフ数は必要最低限で事足りるようになりました。
当然、開閉店作業もこの少ないスタッフで回して行く事になります。
作業量が変わらず人が少なくなったと言うことは誰かがこの作業を代わりにやらなければならないと言う事です。
主に人数が減ったのはアルバイトスタッフさんです。
その仕事は一般職の社員さんがフォローします。
一般職の社員さんの仕事はリーダー、班長、主任といった中間層の役職者の皆様が、その仕事は、、、。
店長がフォローしなければならなくなります。
では、店長の業務は誰がフォローするのでしょう?
そう、店長ですよね。
店長の業務をフォローできる人間は店舗にはいません。
ただでさえ忙しい店長がさらに請け負う仕事が増えているのです。
店長の上司である本社の上席の人達はこの事に気付いていないのか?
、、、気付いてますよね。
気付いているけどどうする事もできない。
店長よ!気合いと根性で頑張ってくれ!
これが今のホールの実情です。
店長が本来100%の能力を注がなければいけない「お客様がいかに楽しんでお金を落として帰って頂ける営業を作るか」という事に全リソースを使う事ができないのです。
いまこそ本気で考えねばならないこと
そんなホールにお客様は行きたいと思いますか?
そんなホールで負けたお客様はどんな気分ですか?
私が業界低迷の要因は店長にあると言ったのは裏を返すと店長の能力をフルに発揮できる環境を整えればパチンコ店は蘇ると言う事です。
どうか本社の皆様、経営者の皆様、現場の店長としっかり向き合って店長が能力を出せる環境整備を進めてあげて下さい。
機械や設備に投資するよりよっぽど多くの利益を店長はもたらしてくれるはずです。
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