スロット6号機登場以降、セキュリティ技術の向上によりゴトは激減しました。
スロット6号機はゴト行為が不可能という触れ込みによて登場し、さらにスマスロの登場によりセキュリティ技術は飛躍的に向上しました。これらの最新技術により現在は以前ほどゴトに関する話題を聞かなくなりました。
しかし本当に6号機はゴトが不可能なのでしょうか?
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スロット6号機・スマスロの登場
2018年10月1日に法改正によりスロット6号機が市場投入されました。
6号機は最新のセキュリティ技術が飛躍的に向上し、ゴトができないというのも魅力の一つです。
そして現在の最新機種であるスマスロに至るまで事実として報告されるゴト事案は大きく減少しました。
その中でもいわゆるハイテクゴトと呼ばれるメイン基板やサブ基盤、ぶら下がり、クレマンといった以前に脅威となっていたゴト行為はほぼ無くなったと言っていいかと思います。
現在はいわゆるローテクゴトと言われるゴト行為くらいがたまに報告が上がる程度です。
当然これは店舗として歓迎されるべきことであり、このままゴト師壊滅に向かって欲しいものです。
ゴト師の現状
ロム交換や不正ハーネスなどが全盛期の頃のゴト師は集団で行動をしていました。
ロム交換も営業中に白昼堂々と行われる事があり、実行役に壁役、従業員の引き付け役など複数名で来店をして不正基板を設置するなど非常に大掛かりなものでした。
大量獲得が可能なAT機以外にジャグラーのようなAタイプにもゴトの危険性は当然ありました。
それが現在はパチンコ台に不正金具を挿入して入賞口周辺にぶどうを作るなどという一人で実行できるローテクゴトが主流です。
他にもスロット担当の設定師を買収しての設定漏洩などゴトというべきかという不正行為も耳にします。
つまり集団から個々の犯行へと形を変えている部分がゴトをより身近にしているという側面があります。
ゴト行為が減った本当の理由
6号機やスマスロの登場以降、いわゆるハイテクゴトが激減したのは事実です。
では、本当にスロット6号機の最新セキュリティ技術がゴト師に打ち勝ったのでしょうか?
ゴト師との闘いの歴史は常にいたちごっこでした。
パチンコも当然ながら爆裂機全盛期のパチスロ4号機時代には大きな被害が発生し、ジャグラーなどAタイプでも長期間のゴト被害により多額の損害が発生した時代が長く続きました。
そのいたちごっこがついにスロット6号機やスマスロのにより終焉を迎えたと喜ぶのは少々早計だと言わざるを得ません。
ゴト師が減少した本当の理由
ゴト師はどのような人間なのでしょう?
イメージできるのは反社や半グレなどの集団や魅力的な情報に惑わされた情報弱者の人たち。
またはお金に困った人がやむを得なく手を染めるなど人によってイメージは異なると思います。
ただ、ハイテクゴトに関しては不正ロムの作成や基盤、サブ基盤の解析など高度な技術を要します。
その技術は海の向こう、特に中国マフィアが関与している可能性が非常に高いのはよく知られてます。
そしてスロット6号機の登場の2年後の2020年、記憶にも新しいコロナウイルスの発生。
直後に日本を始め全世界の入出国は厳しく制限され日本の観光地からも外国人観光客は消えました。
そうです!スロット6号機の登場後に中国マフィアは日本から締め出されて容易に日本のパチンコホールに近寄れなくなったのです。
スロット6号機の実機を入手して解析し、セキュリティを破って不正部品を制作するにも莫大な時間とコストがかかります。
ジャグラーのように一見単純そうなパチスロ機でもセキュリティ技術は一作ごとに格段に向上しています。
さらにせっかく不正手段を開発してもそれをセキュリティ対策部品などで防がれれば終了です。
つまりゴト部品の作成には莫大なコストを対策されるまでの期間で確実に回収する必要があるのです。
コロナで入出国が制限され、それがいつ解除されるか不明な状態でスロット6号機のゴト手段を開発することはリスクでしかないのです。
それがスロット6号機に対するハイテクゴトが発生しなかった理由です。
これからのスロット6号機のゴトによる危険性
現在、コロナウイルスによる入出国の制限は解除され観光地は外国人観光客に溢れています。
ゴト師に技術や部品を提供していた中国マフィアグループも当然日本に入ってきています。
今までセキュリティを破られていなかったスロット6号機やスマスロもそのセキュリティを解析されてきています。
恐らく近い将来にスロット6号機のセキュリティは破られるでしょう。
それがゴトとセキュリティのいたちごっこだった歴史の証明になります。
これからのゴトに対する意識
問題は多くの業界人が「スロット6号機のセキュリティはゴトに打ち勝った」と思い込んでいることです。
本当は前述のとおりコロナウイルスというイレギュラーな事象によりハイテクゴトが中断されただけなのに。
以前はハイテクゴト防止のため多くのホールはロム台帳を作りロム番号をチェックしたりハーネスに特殊塗料を塗りブラックライトでチェックしたりと日々の業務の中でチェック作業を行っていました。
それがスロット6号機やスマスロは大丈夫とやらなくなったホール様が非常に多いと感じます。
弊社P&Sコンサルタントの支援先のホール様でもそのようなお話はよく聞きます。
しかし、それは「今は大丈夫」なだけで、いつハイテクゴトの脅威が襲ってくるかはわかりません。
ぜひ、その意識を強く持って情報のアンテナを張り巡らせた営業を行って頂きたいと思います。
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