コンサルタントが解説する2024年のパチンコ業界動向|スマスロ市場動向と今後の課題

コンサルタントが解説する2024年のパチンコ業界動向|スマスロ市場動向と今後の課題パチンコ業界コラム
コンサルタントが解説する2024年のパチンコ業界動向|スマスロ市場動向と今後の課題

2024年も残りわずかとなり、パチンコ業界は今年も大きな変化に直面しました。市場環境が急速に変わる中、パチンコ業界とパチスロ業界は成長と課題が交錯する激動の年を迎えました。では、来る2025年に向けて、業界全体がどのような戦略を取るべきなのでしょうか?ここでは、パチンコ業界の過去数年間の変化と2024年現在の業界の状況を分析し、今後の成長戦略と課題を整理して、パチンコ店経営が環境の変化に耐えうる準備を整えるためのヒントを考察します。


パチンコ・パチスロ企業専門の営業戦略コンサルティング会社『P&Sコンサルタント』は全国のパチンコホールに特化した稼働を上げる「アウト向上戦略」、売上向上を狙う「高単価戦略」、粗利確保を最重要課題とした「収益改善戦略」にてパチンコ店の業績向上を強力にサポートしています。また、市場マーケティング戦略による競合店分析、営業計画戦略による集客アイデアのご提案もご好評を頂いてます。
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パチンコ店専用コンサルティングサポート「P&Sコンサルタント」公式ホームページ
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2023年 パチンコ業界動向|スマスロ人気で市場規模15.7兆円突破

スマスロが市場拡大に与えた影響とは?

ここで昨年2023年のデータを見てみましょう。パチンコ業界の売上が15.7兆円に到達し、11年ぶりに増加傾向へ転じました。特に注目すべきは、従来のパチスロを進化させた「スマートパチスロ(スマスロ)」が、業界全体を大きく押し上げた点です。スマスロは従来のメダル式6.5号機との比較で突出して出玉性能が向上しており、ユーザー体験が強化されました。これにより、パチスロの市場規模は前年比7.5兆円に拡大し、1.7兆円の急成長を見せました。

スマスロ人気がホール経営に与えるインパクトは絶大で、2024年に入りユーザーはパチンコからスマスロへのシフトが急速に進んでいます。同時に従来のメダル式6.5号機からスマスロへの移行やパチンコ島を減台してスロット島を増設という店舗もありました。この流れは「儲からない商品を多く取り揃える店は長続きしない」という経営哲学を裏付けるものであり、スマスロ導入に積極的なホールが業績向上の恩恵を受けているパターンが多数見受けられます。

2023年パチンコ市場が過去11年ぶりに成長した理由

一方で、パチンコ全体の売上は8.2兆円と、前年から0.6兆円の減少となりました。しかし、ホール全体としては、スマスロがパチンコを補完する形で売上を押し上げ、結果的に業界全体の成長をもたらしました。遊技機の総台数が13万8793台減少したにもかかわらず、売上と粗利が増加した点は、パチンコホールの戦略的な遊技台比率調整の成功を物語っています。

ホール経営者は、これまでの319スペック中心のパチンコ重視の戦略から柔軟な転換を図り、スマスロを積極的に導入することで、顧客のニーズを的確に捉えた運営を展開しています。これが、売上増に繋がった要因の一つです。

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パチスロ市場が急成長|20年間で最大の業績回復の背景を徹底分析

スマスロ導入と新台入替の関係性

パチスロの業績は、2022年の歴史的な低迷から、わずか1年で大きく回復を果たしました。20年間で最大の上昇率を記録した理由の一つは、スマスロ導入を中心とした積極的な新台入替です。スマスロは、新しいゲーム性と高い出玉性能が評価され、顧客を引きつける力を持っています。
この成功は、「売れない台を減らし、収益性の高い台を増やす」というシンプルな経営方針に基づいています。2024年においても多くのホールがこうした方針を取り入れ、スマスロへの投資を強化することで、売上と顧客満足度の向上を実現しています。

過去最低からV字回復したパチスロの成功要因

2023年、パチスロの1台あたり日間平均売上は1万9254円に達し、前年から5080円も増加しました。また、粗利も659円増の2652円を記録するなど、利益面でも顕著な改善が見られました。この急成長の要因は、スマスロが持つ魅力がユーザーに受け入れられ、ホール全体の売上増に貢献したためです。

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スマスロが躍進するスロット市場|2023年の業績ランキング発表!

パチスロ・スマスロ人気機種ランキング

スマスロの市場での成功は、中古市場におけるスマスロの中古価格ランキングを見れば一目瞭然です。ランキング上位の機種は、ジャグラー系を除き軒並みスマスロがランクインしています。AT機能を強化し、短時間での爆発力が魅力のスマスロはエンタメコンテンツが多用し限られた時間にて大きな成果を獲得したいといった若年層を主体に時代にマッチングしたコンテンツと言えます。

スマスロ導入がもたらした店舗収益の変化

スマスロの導入により、ホールの収益は飛躍的に向上しました。特に、低迷していたパチンコ台からの入替が進んだことで、収益構造が劇的に改善しています。これにより、ホールは新たな経営モデルを確立し、顧客満足度を維持しながら収益を最大化することができました。
2024年もまだ進行過程ですが、この流れは加速化しており最終数値はスマスロの収益に偏った営業数値に落ち着く店舗が多数となるでしょう。

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パチンコ業界の課題とチャンス|コンサルタントが語る成長戦略

パチンコ業界が直面する最大の課題とは?

パチンコ業界には依然として解決すべき課題が残っています。特に、4円パチンコの売上は深刻な低迷に陥っており、平均アウトは10,910個と、過去最低の水準にまで下がっています。2024年上半期のデータでもこの傾向は続いており、業界はさらなる対策を迫られています。
遊技時間粗利の高騰も問題の一つです。粗利は2020年の1140円から毎年増加し、2024年上半期には1470円に達しています。これにより、ユーザーは負担感を感じやすくなり、アウト数の減少に繋がっています。

パチンコ業界コンサルタントが推奨する持続的成長モデル

持続的な成長を実現するため、P&Sコンサルタントはパチンコ高業態の高単価強化モデルを提案しております。この戦略は、ラッキートリガー搭載機や今後2025年に市場投入される新・設定付きパチンコなどの新しい遊技スペックに期待し、ユーザーが楽しみながら利益を得られる仕組みを作ることを目指します。また、店舗側は収益を短期的に求めず、中長期の営業戦略を着実に進める必要があります。

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パチンコ・パチスロ店の売上戦略|パチンコ業界コンサルタントが推奨する手法とは?

成功するパチンコ店舗の運営方針と戦略

パチンコホールが持続的に成功するためには、柔軟な経営方針が欠かせません。特に、スマスロなどの高収益性の台をバランス良く配置し、顧客の好みに合った構成を取ることが重要です。顧客が楽しめる遊技環境を提供しつつ、ホール自体の利益も確保する運営が求められます。
また機種毎の台粗利設定にも注意が必要です。余暇産業、エンタメ産業に使える金額には限りがあります。スマスロのような高単価機を週に何度も遊技できる層はごく一部であり、高単価高粗利の機種を重視し過ぎると売上増アウト減の傾向が加速する可能性があります。理想はアウト増、売上増、粗利増というビジネスモデルなのは当然ですが、現在の市場動向からアウト増を狙うには多額の予算投入が必要であり一概にアウトが増えたからといって営業利益が上がるとは限りません。機種毎の玉単価・コイン単価をしっかりと把握し、それぞれの機種タイプの役割分担を行い、稼働を上げる機種、売上を求める機種、粗利を稼ぐ機種など店内の機種構成にて多角的な戦略を練る必要があります。

スロットの入替頻度と売上向上の関係

頻繁な新台入替は、顧客の興味を引き、店舗の売上向上に繋がる重要な施策です。しかし、入替機種の選定や頻度が適切でない場合、機械代の負担が増大し、店舗収益の低下を招くリスクもあります。2024年中盤からは、スマスロ市場で二極化の現象が見られ、「革命機ヴァルヴレイヴ」「からくりサーカス」「モンキーターン」の3機種が売上構成の多くを占める状況が続いています。
パレートの法則(2:8の法則)をパチンコ店に当てはめると、全機種の20%が80%の利益を生むという構造が見えてきます。この現象を踏まえ、店舗運営では稼働の高い機種に注力し、効率的な機種入替を行うことが求められます。店舗の経営戦略として、売上の多くを占める機種のパフォーマンスを最大化する一方で、不採算台を適切に見直すことで、収益の最大化が期待できます。

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パチンコ業績が11年ぶりに回復|2023年の業界動向と最新データ

2023年のパチンコ業績をデータで紐解く

2023年、パチンコ業界の総粗利は2.54兆円に達し、前年から0.16兆円の増加を記録しました。パチンコの売上自体は減少しましたが、スマスロの成功により、全体としては業績が回復しています。こうした回復基調は、経営戦略の適切な調整が奏功した結果といえます。

売上回復を支えた新施策とユーザーの動向

2024年の営業ではラッキートリガー搭載機などの施策がユーザーの満足度を高め、売上の回復が見えてきています。2025年はラッキートリガー搭載機の初期の遊技データや顧客の評価を各遊技機メーカーが分析し改善した結果の遊技機が市場に投入されます。同時に規制緩和や設定付きパチンコへの右打ち中における確率の変更が許可されるなどパチンコにおいても稼働を上げる要因が見えてきています。

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スマスロ人気で売上急増|4円パチンコの低迷と業界の未来を探る

4円パチンコが低迷する要因と今後の予測

遊技時間粗利が上昇したことが、4円パチンコの低迷に大きく影響しています。このままの傾向が続けば、さらなるアウト数の減少が懸念されます。業界は粗利の管理と顧客満足度の向上に取り組む必要があります。
パチンコ業界専門のコンサルティングサポートを行うP&Sコンサルタントでは『令和最強戦略|高業態を活かしきるための営業』という4円パチンコを中心とした業績向上セミナーを開催しております。
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